「それは、ヒャッホー?」 コミュニケーションの揺らぎがイノベーションを創る

 

組織開発と新規事業の先駆者が仕掛ける変革のデザイン アデコ土屋恵子×ドコモ笹原優子(前編)

左から、土屋恵子(アデコ)、笹原優子(NTTドコモ)
左から、土屋恵子(アデコ)、笹原優子(NTTドコモ)

まずは、自らの会社をどう変えようとしているか伺えますか?そのうえで、「社会を変えるには自らの会社から」というお二人の視点に移っていくことができれば。

「ヒャッホー」かどうかを事業アイデアの判断基準に

笹原

今、ドコモで新規事業創出のプログラムを運営しているのですが、そのプログラム運営チームの行動指針を「エベレスト・ヒャッホー」で測っているんです。チームから湧き上がったアイデアを「エベレスト」か、「ヒャッホー」なのか、って。

土屋

それは、どういうことでしょうか?(笑)。

笹原

「エベレスト」「ヒャッホー」という言葉を使って、それが高い山、世界一を目指せるようなアイデアかどうか、そのアイデアを心から楽しめているどうかを共有しているんです。

「それはちょっと、『浅間山ぜえぜえ』じゃない?」みたいなアイデアも多いんですよね。

エベレストに比べて「低い山」っていうことなんですけど、やっぱり、より高いものに挑みたいじゃないですか。

私の判断はチームに対しては否定に聞こえたりもするはずなのに、「浅間山ぜえぜえじゃない?」とか、言葉を変えることで、楽しくなるんですよね。

土屋

「そのアイデアがよいと証明しろ」と言われたとたんに、アイデアが出なくなる。ダイバーシティとかイノベーションっていうときに、いまみたいにちょっと子どもっぽさを持ちながら、真剣にやり取りをするのが大事なんですよね。

笹原優子

NTTドコモ イノベーション統括部 グロース・デザイン担当部長
1995年日本女子大卒2013年MITスローン・フェローズ・プログラム卒。
NTTドコモ入社。iモードサービスおよび対応端末の企画に携わる。その後、端末のラインナップおよびデザイン・UX戦略を策定。現在は新事業創出を目的としたプログラム「39works」を運営。プライベートでは東北エリアの社会起業家と共に未来を創造中。

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Tetsuo Kato

アジア及び日本におけるベンチャー企業および非営利組織の事業開発に携わり、計27社の事業開発及び変革を支援。2011年、東日本大震災を契機にWorld In Asiaを立ち上げ、以降、東北、日本、アジアでの「社会的投資」を手がけてきた。AERA「アジアで勝つ日本人100人」に選定。著書に「辺境から世界を変える」(ダイヤモンド社 2011年)

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