たった一日のボランティアですら、組織は変えられる

 

組織開発と新規事業の先駆者が仕掛ける変革のデザイン アデコ土屋恵子×ドコモ笹原優子(後編)

だんだんと手の動きも豊かに。左から、土屋恵子(アデコ)、笹原優子(NTTドコモ)
だんだんと手の動きも豊かに。左から、土屋恵子(アデコ)、笹原優子(NTTドコモ)

お二人とも、社会的な何かと事業的な何かを両立しようとしていますよね。そのために必要なことを直感的にわかっているように見えるのですがその感覚はどういったところから生まれてきたのでしょうか。

外で起きていることは中にあったほうがいい

土屋

たとえば海外で会議をすると、滞在中1日は現地でボランティア活動をしたり、普段行かないところに行ったりすることがあります。わたしも以前、タイで水害があったときに、奥地にある小学校へ手伝いに行ったことがありますが、それだけでいろんなことを考えさせられます。

海外に行かなくても、ちょっとしたボランティアで社会課題に触れることが大事だと思っています。企業って、社会に向けてサービスやモノを提供しているので、社会と切れちゃうとイノベーションは起きなくなる。「外で起きていること」は「中(組織内)」にもあったほうがいいですね。

ダイバーシティについても、少子高齢化の中で起きているいろんな変化を企業でも先取りしたほうがいい。それには、社外での体験や学習をデザインしていく必要があるわけです。

たとえば企業組織が同世代の男性ばかりで構成されているとすると、「変数」が少なすぎる。ある程度の規模になったら、社会に近い多様性があったほうがいいわけです。

生態系というようなキーワードも使われ始めていますが、学習のプロセスは本来有機的なもので、それを取り戻していく必要があると考えています。

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Tetsuo Kato

アジア及び日本におけるベンチャー企業および非営利組織の事業開発に携わり、計27社の事業開発及び変革を支援。2011年、東日本大震災を契機にWorld In Asiaを立ち上げ、以降、東北、日本、アジアでの「社会的投資」を手がけてきた。AERA「アジアで勝つ日本人100人」に選定。著書に「辺境から世界を変える」(ダイヤモンド社 2011年)

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