入場券としての資本

 

ツクルバ中村真広×コトラボ岡部友彦(5)

ドヤ街の中であえて合同会社をやるというコトラボ岡部さんの選択、そして、設計事務所ではなく、あえて、投資家から資金を募って、市場の構造の転換までを目指すツクルバ中村さん。二人とも、資本や仕組みに対する捉え方に特徴があるなと思っているのですが、これからの思考はどこに向かっているんですか?

入場券としての資本-1

資本の原理の中でどれだけ社会に対してアクションができるかという挑戦

中村

僕たちの場合で行くと、資本の原理でどれだけ社会に対してアクションができるかっていうのをやってみたかったんですよね。事業がうまく回れば回るほど社会問題は解決されていくということを、まっとうに儲けることを通じてやりたかったんですよ。

別にそれって株式会社じゃなくてもできる。それこそルーム・トゥー・リードのジョン・ウッドさんも言ってる。もちろん、NPOでも稼いでもいい。その通りだなと思いながらもやっぱり資金の調達のしかたとかも考えると株式会社が良かった。

株をちゃんと渡すことによって資金調達もできるっていうベンチャー的な戦い方も想定して株式会社に決めました。

ルーム・トゥー・リード

マイクロソフトの幹部社員だったジョン・ウッドにより2000年に創設されたNGO。“子どもの教育が世界を変える”という信念のもと、すべての子どもが初等教育の間に読み書きと読書習慣を身につけることを目指す。

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Tetsuo Kato

アジア及び日本におけるベンチャー企業および非営利組織の事業開発に携わり、計27社の事業開発及び変革を支援。2011年、東日本大震災を契機にWorld In Asiaを立ち上げ、以降、東北、日本、アジアでの「社会的投資」を手がけてきた。AERA「アジアで勝つ日本人100人」に選定。著書に「辺境から世界を変える」(ダイヤモンド社 2011年)

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